家の設計は決まってきたけど、外構はどうしよ??
小さいけど、庭が少しあるんだよな…
外構関係は追加費用が発生しやすいから、気をつけたいポイントだね。
費用を削減するためにできることはやりたい。
家を建築する人はこれに尽きると思います。
あなたが悩むのと同じように、私も同じ状況を経験し、どうしようかいろいろと悩んだひとりです。
その中でも外構関係、特に庭は格好の対象。
そこで、予算を節約するためにも自分で芝を張ってやると思い立つも、やり方がわからない、どこで芝を買うことができるのか知らない、朝顔くらいしか育てたことがない。
そんな風に思っている方もいるかもしれませんが、全然大丈夫です。
私もズブの素人で、土いじりの経験なんてありませんが、適切な芝を選び、適切な時期に購入しさえすれば数時間ほどの作業で庭を作ることができ、手入れは年に1〜2度ほど芝刈りをしているだけという状況になりました。
芝生初心者がTM9を植える______”
これを実現させた今、芝生は根を張り、毎年勝手に育ってくれています。
そこで、今回は業者に頼まず、予算を抑えかつ手入れが簡単なおすすめの芝生『TM9』とそれを植えるために準備するものを紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 少しでも建築費用を節約したい
- 芝生の種類について何の知識もない
- 芝生初心者がTM9を植えるための準備を知りたい
芝生の張り方や手順については、別の記事で説明しています。
ぜひコチラも参考にしてください。
芝生初心者がTM9を植える前に考えること
まず一度、庭が必要か必要じゃないかについて考えてみようか。
中途半端に作ると後悔する部分でもあるからね。
あなたは、家を建てるときにどのような部分にこだわりをもっていますか?
住みやすさ、外観、部屋の間取り、機能性などいろいろ理想があると思います。
そもそも、戸建て住宅なのかマンションなのかというところがスタートですが、戸建て住宅を選んだあなたは、やはり庭に憧れがあるのでは。
庭が必要かそうでないかといえば、私は必要だと思っています。
それは、庭があれば暮らしが潤って、生活が豊かになるからです。
都内や都市の中心地では、土地が広く取れない場合が多く、なかなか大きな庭を作ることはできない。
でも、小さくても工夫して庭を作っているパターンもあるし、屋上に作っているパターンもある。
芝刈りの手間や虫が発生しやすいとかデメリットもありますが、庭があることのメリットを3つお伝えしていきます。
外観・景色がよくなる
なんといっても、やはり庭があると外観が変わります。
庭が空間に立体感をもたらし、緑があることでとても華やかに見える。
ウッドフェンスや建物と合うような色合いのフェンスを設置すると、さらに家としての存在感が増し、外から見たときの印象もガラッと変わります。
室内から見える景色も庭があることで、開放的な空間になるだけじゃなく、四季を感じることもできて、目の保養になるっていう利点も。
日差しや風を確保しやすい
はたざお地や密集した土地では満足した日当たりや心地よい風を感じることは難しい。
でも、庭を作ることで、隣の家との間に空間が生まれ、明るい日差しや心地よい風を確保しやすくなります。
また、コンクリートでは夏場の照り返しが多く、室内へ暑さが伝わってくるっていうデメリットも、芝生などにしておくことで暑さをやわらげる対策になります。
遊び場・趣味の場
庭があることで、プライベートな空間を作ることができます。
バーベキューやガーデニング、夏場には子供のプール、犬が走り回れる...
家族との時間や趣味の時間は、生活を豊かにします。
子どものいる家庭であれば、公園に行く時間はないにしても、外で少し遊ばせたい時なんかは、目の届く範囲内で道路などで車の往来の危険性もなく過ごすこともできます。
もし土地に余裕があって、もしくはなくても工夫して作るか悩んでいるのであれば、ぜひ庭のある家ををおすすめします。
芝生初心者がTM9を植えるときに知っておきたい種類
初心者におすすめの芝生は?
芝生に種類なんてあるの?
何を買えばいいのか全然わからないよ。
まず日本芝と西洋芝に分けられるよ。
一般的には日本芝が選ばれていることが多いね。
芝生にはいろいろな種類があります。
でも、一般的な日本の戸建て住宅で採用されるものは、暑さや乾燥に対する強さ、踏圧、価格、手入れの手間などを考えて、日本芝が選ばれています。
その中でも次の3種類が代表的なものです。
- 【高麗芝】
一年中売っている普通の芝で育てやすい - 【姫高麗芝】
少し手間はかかるが、葉の密度が高く美しい芝生 - 【TM9】
手間が圧倒的にかからないトヨタ自動車が開発した高級芝生
この中で、最もおすすめなのが『TM9』です。
初期投資として多少値段はかかりますが、業者に依頼したときにかかる費用とのちのちの手間などを考慮するとこれ以外に選択肢はないくらいおすすめの芝生。
ただし、取扱量が少なくネットでの販売期間も限定的なので、事前に情報を仕入れておく必要があります。
TM9の特徴
そもそもTM9の芝生ってどんなものなの?
TM9とは
- 高麗芝からの品種改良品で春から夏に青く茂る
- 値段は高麗芝の2倍、姫高麗芝の1.5倍ほど
- 草丈が伸びづらく手入れが簡単
- 高密度、濃緑の葉で見た目がとても良く葉は柔らかい
TM9は、希少品種ゆえに、販売店が一部のネット通販やホームセンター、園芸店に限られています。
また、購入先によって、鮮度や品質の違いがあるので、注意が必要です。
結論から言うと、TM9は産地直送の正規販売店から購入することをおすすめします。
その理由としては、
- 鮮度が高い
- 高品質
- まとめて購入することができる
- 芝生のことに関し、疑問点を確認できる
という点にあります。
TM9の仕入れ時期
芝生は植え付けに時期が関係してくるんだよね。
購入するタイミングもちゃんと確認する必要があるよ。
芝生の植え付けに適した時期は春と秋になります。
そのため、販売も春(3〜5月)と秋(10月〜11月)が主流です。
春と秋って、どっちでもいいの?
どちらかといえば、春の方が適しています。
植えた後にあたたかい夏が来て、根がしっかりと育ち土に根付くっていうのがその理由。
秋に植えた場合は、冬になって寒さで根の成長が一度とまり、次の春以降のあたたかくなった段階で成長します。
なので、春に購入し、芝生を植え付けするのが一番ですが、TM9は人気種なので、売り切れてしまうこともあります。
家の住みはじめが夏以降であれば、とりあえず秋に植えて、夏の成長を待つこともありです。
ちなみに、我が家はこのパターンです。
産地直送が在庫切れになって、ホームセンターを探しまわるのは時間がもったいないですからね...
TM9購入についての注意
産地直送の正規販売店からの購入をおすすめしたところですが、以下の点は事前に知っておいた方がいいと思います。
産地直送を購入する場合
- 基本的には通販での購入となるため送料がかかる
- 届くまで数日かかる
- 気温の高い時期(5〜9月くらい)は、クール便での発送で送料が上乗せされる
- 時期によっては、販売されていなかったり、売り切れの可能性がある
- 事前に芝を張る範囲をしっかり測って購入しないと、芝が足りなくなった場合にすぐ購入ができない
時間的に余裕をもって、庭となるスペースをしっかり決めてから購入することをオススメします。
購入するベストな時期はやっぱり3月頃かな。
送られてきたら早めに作業したいところだね!
まとめて購入した方が少し割安にはなるのかな。
芝生初心者がTM9を植えるために準備するもの
芝生のことはなんとなくわかったけど...
じゃあ、実際には何を準備したらいいの?
芝生の成長にはなんといっても土が重要なんだ。
ほかにも準備するものを確認しておこう。
芝生を張る前に準備するものを考えていきましょう。
すべて通販やホームセンターで準備をすることができます。
- 床土
- 川砂
- 目土
- 園芸道具
ひとつずつ確認していきます。
床土
床土(とこつち)とは、芝生の土台になる土のことをいいます。
芝生がしっかり根を張り、育つためには以下のような条件が必要です。
- 柔らかい土にする・石などは取り除く
- 水はけの良い土
- 水がたまらないように、平らか傾斜をつけ流れを作る
上記①、②については、もはやもともと地面にある土のままでは難しく(粘土質、固いなど)、販売されている床土を混ぜることで根の張りやすい土を作ることができます。
これについては、少し値は張りますが、水はけを良くする富士砂と根はりを良くする焼黒土がバランス良く配合されているバロネスという床土がおすすめで、ゴルフ場などでも使われています。
日本芝(TM9など)と相性が良く、口コミの評判も上々です。
どのくらいの量が必要になるんだろ。
もともとある土と混ぜて床土を作っていくとしたら、おおよそ1㎡あたり2袋(30ℓほど)ほど必要になります。
我が家でもバロネスを使用しましたが、なかなかこの高級な床土だけだと高くつくので、ほかにAmazonで評価の高い割安のものやホームセンターで購入したものを併用して床土を作っていきました。
川砂
川砂は、さらさらで水はけが良く、土が固まりづらくなるので、根腐れを防ぐ床土づくりに重宝します。
こちらは、なんといってもホームセンターや通販などで安く手に入るので、床土作りの際にこの川砂を敷くことで水はけが良くなることと、購入する床土の量を調整することができます。
土の質や状態によって必要量は異なりますが、ホームセンターの担当の方からのアドバイスを受け、床土の3分の1〜半分ほどの量を用意しました。
目土
目土は、芝の芽や根、茎を保護するために使うもので、芝生の上や芝と芝の間にかけてあげることで、温度や湿度を管理してくれ、乾燥を防ぐことで根付きやすくするものです。
こちらについては、床土が目土も兼ねているため、同じもので使いまわしました。
園芸道具
芝の土台を整地するにあたって、住宅を購入するようなあたらしい家庭では確実に持っていない道具が必要になります。
- スコップ
- クワ
- レーキ
- 土を踏み固める板(1mくらいの長板)
- 散水ホース
レーキってどんなやつだっけ?
いずれも、通販やホームセンターで購入可能です。
ただし、作業後にこれらの道具を使う機会はあまりないと思いますので、もし知り合いや実家などで借りることができればそれがベストでしょう。
レーキは家にあっても、使う機会は少ないかな
まとめ
いかがでしたでしょうか。
芝生を張ることについては知識がないところからのスタートが当たり前なので、ほとんどの方が土いじりなどあまりしない一般の素人の方だと思います。
でも、上記のTM9を適切な時期に、適切な準備をして張ることができれば、業者に依頼する予算を削減でき、年に1〜2度ほどの手入れで望んでいた芝生の庭を作ることができるようになります。
芝生の張り方、手順等については体験談を交えた下の記事を参考にしてください。
また、庭に目隠しフェンスを取り付けた記事もありますので、よければご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。