「屋根修理って、いくらぐらいかかるもんなの…?」
台風や大雨のあとに屋根がなんか変だなって気づいたとき、まず気になるのが費用ですよね。
実際、屋根修理の相場は数万円から数百万円までと幅が広く、業者によって提示される金額もかなり違う。
さらに火災保険や自治体の補助金をうまく使えば、自己負担を大幅に抑えることも可能だったりします。

利用できるなら申請しないと損だよね
しかも、額が大きそう!
でも注意しなくちゃいけないのが、訪問営業や悪質業者。
「この屋根はマズイですねー」って不必要な工事をすすめてきて、「火災保険で無料になりますよー!」って無責任な言葉で営業する。
契約しちゃうと、あとで高額請求やトラブルにつながるケースもあったりして...
そこで今回は、屋根修理の費用相場・火災保険の落とし穴・補助金の活用・安心の見積もり方法などを、わかりやすく解説していきます。
これを読めば、「とりあえずの目安」と「どう動けば安心か」が見えてきます。
この記事はこんな人におすすめ
- 屋根修理の費用をざっくりでも知っておきたい人
- 火災保険や補助金を使って自己負担を減らしたい人
- 安心して優良業者に依頼したい人
先に営業トラブルを知っておきたい人はコチラ
👉屋根修理の飛び込み訪問営業を上手に断る方法|失敗すると本当にしつこい


屋根修理の費用相場はどのくらい?
屋根修理の相場っていっても、内容によって費用は大っきく変わります。



瓦の差し替えと屋根全体の葺き替えとでは、まるで別物だよね
修理ごとの相場目安
じゃあ、ざっくりと一般的な費用の目安を見ていきましょう。
修理内容 | 費用相場 | 内容 |
瓦の差し替え | 1〜5万円 | 割れた瓦を交換 |
棟板金交換 | 5〜15万円 | 金属カバーの交換 |
雨漏り部分修理 | 5〜20万円 | 局所的な補修 |
葺き替え工事 | 80〜200万円 | 屋根全体を新しくする |
※ 地域や業者によって価格は変動します
例えば、棟板金の交換で見積もりを取ったら、最初の業者が8万円。
2社目は18万円なんていう話がありました。


葺き替え工事にいたっては100万円以上の修理費用が発生することも!
業者からするとふっかけやすく、相見積もりなどでちゃんと業者比較をしたいところですね。
👉 自分で業者を選べる「一括見積もりサービス」については、コチラの記事でまとめています。


費用が変動する主な要因
見積もりが業者ごとに違うのは、条件によって工事の手間や必要な資材が変わるから。
って言う意味でも、「ここが違うと高くなる!」っていうポイントを知っておくと便利ですよ。
- 屋根材の種類の違い
- 足場の有無
- 修理範囲の大小
- 地域差
- 業者の規模
屋根材の種類の違い
屋根材によって、材料費も施工の手間も変わります。
- 瓦屋根
▶︎ 重厚感あって耐久性があるけど、1枚あたりの単価は高め
▶︎ 職人の技術が必要なので、人件費も上がりやすい


- スレート屋根(コロニアルなど)
▶︎ 軽くて扱いやすく、修理費も比較的リーズナブル
▶︎ ただし耐久年数が瓦より短く、交換を考えるとトータル高いかも


- ガルバリウム鋼板
▶︎ 近年人気の屋根材で、錆びにくくて長持ち
▶︎ 施工も比較的スムーズだけど、デザイン性の高いタイプや断熱材付きはその分高コスト





新しい家で瓦は見なくなってきたかな?
スレートかガルバが多いよね
足場の有無
屋根の修理にはほぼ必須といっていい足場。
安全のために設置されるけど、この足場代だけで20〜30万円かかることもあったりして...


部分的な補修なら足場無しもあるけど、雨漏りの修理や葺き替え工事だとほぼ避けられず。
ちょっとしたものでも、「足場代が費用の半分を占めた…」なんてケースもあるんで注意!!
修理範囲の大小
これは一番イメージしやすいですかね。
- 瓦1〜2枚の差し替えなら数万円で済む
- 屋根全体の葺き替えとなると数百万円かかる
「ちょっとの雨漏りだから」って放置してると、構造部分まで傷む大規模工事に…
なんてこともあるんで、早めの対応が結果的にコストを抑える近道かもしれません。



面倒くさがらずにまずは業者の見積もりを取ってみよう
👉 自分で業者を選べる「一括見積もりサービス」については、コチラです。


地域差(都市部と地方の違い)
同じ工事でも、東京や大阪などの都市部は人件費が高い分、見積もりも割高になりがちだったりします。
逆に地方は人件費が抑えられる反面、職人の数が少なくてスケジュールが取りづらいっていうデメリットもあったりして。
「相場は地域によっても変わる」って理解しておくと、他エリアとの比較に振り回されずに済みますよ!
業者の規模
屋根修理業者にも「地元の小さな工務店」から「全国展開しているリフォーム会社」までさまざま。
- 大手業者
▶︎ 保証やアフターサービスが充実している
▶︎ 広告費や中間マージンが乗って見積もりが高めになりやすい - 地元の職人・工務店
▶︎ 価格が抑えめで柔軟に対応
▶︎ 保証期間や対応力は業者によって差がある
「安さだけ」でも「ネームバリューだけ」でもなく、見積もりと条件を比較して自分に合う業者を選ぶことが大切ですね。



地元のお付き合いがある業者だと信頼あるけど高いよね
火災保険を使って屋根修理する方法と注意点


「屋根修理って火災保険使えるの?」って寝耳に水な人も多いはず。
実際のところ、火災保険でカバーできるケース...
...あるんですっ!
ただし、「すべての修理が対象」っていうわけでなく、一定の条件を満たした場合のみ!
代表的なケースを整理しておきましょう。
火災保険でカバーできるケース
- 台風・突風・大雪など自然災害による破損
- 自然災害に起因した雨漏り
▲この自然災害が「原因」と認められれば火災保険を利用して負担を大幅に減らせる可能性ありです!
ポイントは、 経年劣化やメンテナンス不足ではなく、突発的な外的要因で壊れた ことが証明できるかどうか。
火災保険の「風災・雪災・雹災補償」に当たるかが判断の基準になります。
台風や突風による破損
近年は亜熱帯化し、毎年のように強大な台風が上陸する日本。
暴風で屋根瓦が飛ぶ・スレートが割れるなんていう被害は後を絶ちません。
他にも...
- 強風で棟板金(むねばんきん)が剥がれて落下
- 台風で瓦がずれて雨漏りが発生
- 飛来物(看板や飛んできた物)が屋根に直撃して破損
これらは火災保険が利用できる可能性が高いです。
実際、SNSでもこんな声があります。
大雪による被害
豪雪地帯だけでなく、普段雪の少ない地域でドカ雪が降った場合も被害が出やすいです。
- 積雪の重みで屋根材が歪む
- 雪下ろしの際に屋根を損傷
- 氷柱(つらら)の落下で雨樋が破損
こちらも実際に火災保険が適用された声です。
雹(ひょう)による損傷
最近はゲリラ豪雨とともに大粒の雹が降ることもしばしば。
上記でもあったように、小さな穴でも放置すると構造部分まで傷む大規模工事になりかねませんね。
- 屋根材に穴や凹みができる
- 防水シートが傷つき、数か月後に雨漏りが発生
個々の火災保険の内容次第ではあるんですが、入っててよかったケースを見ると申請方法は頭の片隅に置いておきたいところですね。



どれも自然災害っていう原因があった場合のみだね
申請から保険金支払いまでの流れ
屋根の修理で実際に保険を申請したことがあるって人...少ないと思います。
流れをざっくり把握しておくだけでも安心感が違いますよ!
- 損害を確認
- 写真を撮影
- 保険会社に申請
- 鑑定人の調査
- 結果通知と保険金支払い



書類や写真の準備がカギなのかな
①損害を確認
まずは台風や雪が過ぎたあと、屋根に被害が出てるかどうかを確認。
ただしっ!自分で屋根に上るのは危険なのでやめましょう。
ここは専門業者にお願いして「どこが自然災害による破損なのか」を見てもらうのがベストです!
②写真を撮影
保険会社に申請するには自然災害で壊れたっていう証拠が必要です。
- 瓦の割れやズレ
- 雨漏りのシミ
- 飛ばされた屋根材
こういうのをいろんな角度から撮影する必要があります。
業者によっては無料で調査+写真撮影までやってくれるところもありますよ!
③保険会社に申請
いよいよ申請!といっても、保険会社に出す書類がちょっと面倒。
一般的に必要なのは、
- 保険金請求書
- 被害状況の報告書
- 修理の見積書
- 被害箇所の写真
このあたりですかね。
書類の不備で却下されることもあるんで、ここも業者に手伝ってもらうと安心ですよ!
④鑑定人の調査(現場チェック)
保険会社は、原因が自然災害なのかを確認するために鑑定人を派遣するケースがあります。
このとき業者が一緒に立ち会ってくれると非常に助かる...!
うまく説明できなくて、これは劣化じゃない?って判断されちゃうこともあったりします。



業者の立ち会いがむずかしければ
事前の準備をしっかりやっておこう!
⑤結果通知と保険金の支払い
鑑定が終わったら、認定された範囲に応じて保険金が支払われます。
- 早ければ1か月くらい
- 遅いと3か月以上かかるケースも
金額は修理費用の全額が出ることもあれば、一部だけのこともあります。



自分だけで申請しようとしないことがポイント!
業者に任せるか、サポートしてもらうようにしよう
火災保険の落とし穴
火災保険を実際に申請すると、「審査に通らない…」「補償額が少ない…」なんてことも。
この 火災保険の落とし穴について説明していきます。
- 経年劣化は対象外
- 修理を先にすると証拠が残らない
- 補償範囲の勘違い
- 申請期限を過ぎるとアウト
- 悪質な業者の存在



何でも思い込みは失敗の元!
経年劣化は対象外
火災保険は「突発的な自然災害」による被害を補償するもの。
築年数が古くて瓦が自然に割れたり、メンテナンス不足の雨漏りは経年劣化扱いで対象外です。
自己判断で修理するとNG
「壊れてるし、とりあえず直そう!」って工事をしちゃうと、証拠がなくて申請が認められないことも。
修理前に必ず写真を残し、早めに専門業者に調査を依頼することが大事です。



急いで直したい気持ちはわかる
でも、状況は形にして残しておこう!
補償範囲の勘違い
火災保険なら何でも直せると思っている人は要注意です。
- 雨樋やカーポートは対象になる場合もあるけど、契約内容によっては対象外
- 屋根修理費用が全額カバーされるとは限らず、自己負担になるケースも多い
また、火災保険はあくまで「自分の家や家財」が対象なんで、隣家の被害は補償対象外。
申請期限を過ぎるとアウト
火災保険は「災害発生日から3年以内に申請」が原則です。
数年後に気づいた被害は「期限切れ」ってなることもあるので注意!



そんなことあるんかいっ!
悪質な業者に注意
「火災保険で無料修理できますよ」って勧誘してくる悪質業者も一定程度いますね。
中には、わざと壊して保険申請させるケースもあったりして、最悪の場合トラブルに巻き込まれるので、業者選びは慎重にやりましょ!
👉信頼できる業者を探すなら「イーヤネット」のような安心できるサービスを使うのがベストです。


補助金で屋根修理費を抑える方法


屋根の修理費用は決して安くありません。
ただ、自治体や国の補助金をうまく使って、数十万〜100万円近くまで負担を減らせるケースもあったりして。
特に、屋根は「耐震」「省エネ」「住宅の安全性」なんかの政策目的と結びつきやすくて、補助の対象になりやすい!
ってことで、ここでは代表的な補助金の種類と申請の流れを整理します。



自治体によって補助の制度は違うよ
まずはよく調べてみよ!
補助金の種類
屋根修理で使える補助金にはいくつかタイプがあって、それぞれ目的と条件が違います。
以下のように分類するとイメージしやすいですかね。
- 耐震改修系の補助金
- 省エネ・断熱改修系の補助金
- 子育て・高齢者支援リフォーム
耐震改修系の補助金
日本は地震大国。
重たい瓦屋根は地震時に倒壊リスクが高まるということで、軽い屋根材(スレートやガルバリウム鋼板など)への葺き替えに補助金が出ることがあります。
自治体によっては 上限50〜100万円 程度の支援があることも。
耐震診断とセットで申請するケースが多いので、工事前に相談が必須ですね。
省エネ・断熱改修系の補助金
屋根の断熱リフォームや遮熱塗装は「省エネ住宅化リフォーム」として補助されたりします。
例えば、国が実施している「住宅省エネキャンペーン」。
屋根や外壁の断熱工事が対象で、数十万円〜200万円規模の補助が出るケースも。
光熱費削減にもつながるので、屋根修理と同時に検討するとお得ですよ!
子育て・高齢者支援リフォーム
子育て世帯や高齢者世帯を対象に、住宅の安全性向上を目的とした補助制度。
屋根修理そのものは対象外でも、雨漏り修繕と手すり設置や段差解消などのバリアフリー工事を組み合わせれば補助の対象になることも。
例 ▶︎ 高齢者の自立促進や介助に適した住環境づくりを支援する住宅改造
対象となる場所:浴室、洗面所、トイレ、廊下、階段、専用居室、玄関、台所、アプローチなど
条件を満たせば 工事費用の一部を助成 してもらえるので、生活環境の改善と合わせて検討する価値あり!



これは屋根を修理するってのとだいぶ離れるね
こういう方法もあるよって一例かな
補助金申請の流れ
補助金は「工事を始める前に申請する」のが鉄則です。
流れをざっくりまとめると以下の通り👇


補助金の申請・完了報告は、登録された事業者(工事施工者)が行います。
そして、検査後に補助金が事業者に交付され、事業者から施主(あなた)へ還元される仕組みになってるんです。



事業者にやってもらえるなら安心
でも、信頼できる事業者を選ばないとね!
👉信頼できる業者を探すなら「イーヤネット」のような安心できるサービスを使うのがベストです。


補助金申請の注意点(落とし穴)
補助金の申請には、いくつかポイントを押さえておくことが重要です!
補助金を申請しても却下、受付終了なんてのは悲しい限り。
ここでは、補助金を確実に利用するためにコツを紹介します。
- 工事着工前の申請
- 補助金の予算には上限あり
- 申請前に詳細な確認が必要
- 複数の制度を検討する
- 季節を考慮した計画が必要
- 自治体内事業者による施工が原則



やれば必ずもらえるってわけじゃないんだね
工事着工前の申請
補助金って、工事を始める前に申請しておくことがほとんどです。
「とりあえず工事してから出せばいいや」はNG。
着工後だと対象外になるケースが多いので注意です。
見積もりと一緒に、業者には補助金申請のことも相談しておきましょう!
補助金の予算には上限あり
補助金は“早い者勝ち”の制度も多くて、期間内でも予算オーバーになったら終了します。
特に人気の制度はスタートからあっという間に締め切られることも。
気になる制度を見つけたら、早めにチェックして行動するのが鉄則です!



これは意外と知られてないかも
申請前に詳細な確認が必要
補助金ごとに「築◯年以上」「木造のみ」「居住中の住宅限定」みたいな細かい条件があるんです。
せっかく申請しても、対象外だとムダになっちゃうので要注意!
公式サイトや施工業者に、事前にしっかり確認しておくのがおすすめです。
複数の制度を検討する
実は、国+県+市の補助金を組み合わせて使えるケースもあります。
ただし、同じ工事内容での“二重取り”はNGなので、条件の確認はしっかりと。
リフォーム業者や自治体に相談しながら、いちばんお得な使い方を探してみましょう!



わからなければ業者に相談かな
季節を考慮した計画が必要
屋根の工事は、どうしても天気に左右されるんですよね。
雨が続くと工事がストップすることもあるので、できれば梅雨や台風シーズンは避けたいところ。
晴れの日が多い春や秋に合わせて計画を立てるのが、失敗しないコツです。
自治体内事業者による施工が原則
実は、補助金制度の多くには「自治体内業者による施工が条件」というルールがあります。
これは地元の経済を回す目的や、トラブル時にすぐ対応できる体制を重視しているため。
そのため、補助金を使う場合は対象地域に登録された業者かどうかを必ず確認です!
地元密着の業者なら、申請書類のサポートや制度の最新情報も持っているので一石二鳥ということで。



どれも知ってれば対策はできそうだね
まとめ
屋根修理って、「いくらする…」って不安になる人も多いと思いますが、火災保険や補助金を上手に活用すれば、自己負担をぐっと抑えられることがわかったと思います。
ただし、「保険が下りる条件」や「補助金の利用」にはそれぞれルールがある。
それもポイントを押さえて進めれば、無理なく安心して屋根を修理できます👇
- まずは現状確認
▶︎ 被害の原因(自然災害か経年劣化か)をしっかり見極める - 火災保険・補助金の対象をチェック
▶︎ 条件や申請時期を早めに確認 - 見積もりを比較して相場をつかむ
▶︎ 見積もりサイトで複数業者を比較
焦って契約する前に、
この3つを意識するだけでも費用やトラブルをグッと減らせますよ。
お金の不安を減らして、ムダのない修理計画を立てましょう!



