あれっ。隣家との境界の仕切りって...
家を建てるときって、外構工事の費用まで手が回らなくないですかっ??
わたしは手が回らなかったですよ。笑
そんな中で出てくる隣の家との境目問題。
(意外と忘れがち...というか気にすらしてない)
わが家はなるべく安く済ませるべく、レンガブロックを一段積むことで仕切りを作りました!
結果、5,430円/mで境界を作ることに成功!!
6年経った今でも特に隣家とのトラブルなどなく、この一段ブロックは境界として機能しています。
同じように予算で悩んでるけど、なんとかしないといけないという方は必見です。
境界フェンスとの費用の比較や、逆に「ちょっとここは...」っていうポイントも包み隠さずお伝えしていくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
5分くらいで読めるよ。
参考にしてみてね!
\動かないと始まらない。とにかく見積りから!/
この記事はこんな人におすすめ
- 隣家との境界について外構の予算を想定していなかった
- 隣家とは今のところ特にトラブルなく、交渉が可能
- とにかく簡単に終わらせたい
境界フェンスを後付けで設置した費用については、別の記事で紹介しています。
ぜひコチラも参考にしてみてください。
境界フェンス・ブロックって、そもそも必要?
境界の必要性
家を購入したけど隣家との仕切りがない...
ってのは、建売の物件を買った場合はあまりないかな。
でも、土地から購入して家を建てる場合には、いつかぶち当たる問題です。
で、結論から言うと、境界の設置に義務はなく、必ずしも絶対いるものではない...ってこと。
複数棟建売を建築する場合には、重機が入れるとき(家が建つ前)に境界部分の工事をしちゃうことも多いみたいだよ。
必要である理由
必ずしも必要ではないって言っておきながらなんですが、周りを見ればわかるように、ほとんどの家が隣家との間になんらかの仕切りは設けています。
その理由はざっと以下のとおり。
- 境界の明確化
- プライバシーの確保
- 防犯
- 騒音対策
- 雑草や落ち葉などの侵入を防ぐ
①の境界の明確化がいちばんの理由になるかな。
境界がないからっていっても、よっぽどじゃない限り問題は起こらないだろうけど、仕切りがあることでここからここまでがわが家の土地〜って、何か問題があってもしっかりとした根拠になるよね。
これは、隣家との信頼関係にもよるな。。。
一国一城の主になったからには、自分の領土を囲いたくなるってのは心情だと思うよ。
境界フェンス・ブロックはどっちが設置する?
設置しなくていい場合があれば、それが一番の節約になるよね。
- 境界線上に折半して設置する
- 境界線の内側に自分が設置する
- 境界線の内側にそれぞれが設置する
- 設置者が決まっているケース
境界線上に設置する
この場合がいちばん費用を安く済ませることができるパターンです。
隣の家と費用を折半し、お互いの所有物としてブロックやフェンスを建てる。
ただし、隣家との関係性が必要になるのと、自分たちの意思とは異なるようなものになることもやむを得ないってことを想定しておいたほうがいいかな。
ただ、これは注意が必要だよ!
お隣さんが引っ越したり、子どもの代に家が引き継がれたり、状況が変わったときに、フェンスの修理やら撤去費用で揉めることがあるみたい。。。
境界線の内側に設置する
この場合は、自分がブロックやフェンスを主導的に建てるパターンで、費用は自分で何を建てるかによって調整することができます。
ただし、隣家との調整は必要で、相手側がフェンスを建てる意思がないことを確認しておかないとせっかく設置しても無意味になるパターンもあるかな。
境界線の内側にそれぞれが設置する
もともと相手側がフェンスを建てていても、高さが低い場合なんかに境界線の内側に建てるパターンです。
相手が既に建てているのにブロックを一段積みする境界を作っても意味がないので、高さのある壁やフェンスを作ることになるため、費用はそれなりに発生することになります。
作るものによっては、重なったフェンスの境目がヤボったく見えたり、手の入らないスキマができて害虫の温床にもなりかねないかな。
設置者が決まっているケース
隣の家の土地と高低差がある場合は、敷地の高いほうが境界ブロックを設置する義務があると定められています。
低い方に雨水とか土とかが流れないように対策をしろってことだよね。
この意味はよくわかるっ!
だから、自分が低い敷地を選べば、実質的に費用は発生しないってことになる。
ただ、それ目当てで土地を選ぶことはないと思うから、そうであればラッキーくらいに思っておくのがいいのかな。
境界フェンス・ブロックの高さは?
これについては、特に決まった高さにする取り決めはないのです。
ただし、安全性を確保するために作るフェンスやブロックであれば110㎝以上にするのが妥当。
これは、110cmが建築基準法でバルコニーの転落防止ラインとして定められている高さだからなんです。
小学1年生の平均身長が115㎝くらいだから、たしかにこのくらいの高さは欲しいかも。
隣家との間(わが家の場合は家の裏側の境界)とかで危険性がなければ、とりあえずブロックを1段積みにして境界がわかるようにだけにして費用をとにかく抑えようってのがわが家の作戦です。
境界フェンスの代わりにブロックを1段積みにした
経緯
わが家の1段積み境界ブロックは、家の裏手にあたる隣家との境目。
段差があるわけでもなく、お隣さん自体も境界フェンスなんかを設置する予定はないことを確認。
庭に芝生も敷くつもりだったし、裏手の一部はお隣さんのブロック塀で境界になっていたのもあったから、残りの部分は...って。
で、考えた結果がコレ。
段差とかの危険性がなければ全然コレでOKじゃない??
少なくとも境界にはなってるよね。
業者選び
わが家は後付けだったけど、家の建築メーカーを通じて、同じ外構工事の業者に作業をお願いしてしまいました。
もう予算も限られていた中設計をしてて、急きょ湯のように湧いてきた話だったから、とにかく安く済ませたいと思いつつも、面倒臭いが勝ってしまった。
家の支払いとは別だったから、今思えば、冷静に相見積もりとかすれば良かったな。
大きなお金を動かす時って、マン単位が普通に感じちゃうんだよね。
あとで冷静に考えると失敗したって思うんだけど!笑
1段積みにした料金
今回、ブロックを積んだのは、家の裏手で隣家との境目。
詳細は以下のとおりでした。
- 長さ:約10m(工事費込み)
- 金額:54,300円(5,430円/m)
- 作業日数:2日
安くは感じるけど...
相見積もりしてたら、もっと安くなってたかもね。
\動かないと始まらない。とにかく見積もってみる!/
境界フェンス・ブロックを安く済ませる方法
- フェンスよりもブロックを使う
- 化粧のないブロックを使う
- 業者をしっかり相見積もりで比較する
ブロックを使うメリットがあるわけだね。
フェンスよりもブロックを使う
フェンスも物によっては、かなり安いものがあります。
これはメッシュフェンス。
境界のフェンスとしては、強度的にも機能的にも問題ないのは間違いないんだけど、傷などから錆びることを考えた将来的な修繕費用!!
あと、安いって言っても、ブロック1段積みと比べるとかなり...高い?あれっ??
ブロック1段 | スチールフェンス | アルミフェンス |
5,430円 | 7,650円〜 | 約10,000円〜 |
これだけを見ると、フェンスも安いんじゃないかって思うかもしれない...
でも、フェンスの場合は基礎工事やブロックの上に建てるとしたらそのブロックの費用、そのブロックに穴を開けるとかの工事費もかかって、結局mあたり数万円なんてこともザラです。
化粧のないブロックを使う
わが家は、花壇なんかで使うレンガブロックで費用を抑えました。
でも、ブロックには種類があります。
いわゆる化粧ブロックです。
もちろん、普通のものがいちばん費用は抑えられるんだけど、少しこだわりたいけど費用を安く抑えたいなんて人は、よく調べてみた方がいいかも。
こんな種類があります。
- リブ系
- 綺麗系
- ブロック+α系
リブ系
リブ系とは、コンクリートに様々な骨材を混ぜ、着色した最もスタンダードで普及しているタイプです。
コンクリートを割って仕上げるので、表面は石のような自然な仕上がりになりますね。
綺麗系
リブ系の割り肌仕上げに対して、綺麗な仕上がりの商品です。
製造方法も様々で、いろいろなカラーやデザインがあるんです。
玄関周りやリビング周りなんかに使用する事が多いかな。
ブロック+α系
普通ブロックの表面に、石やタイルが用いられたタイプです。
現場でタイルなんかを貼り付ける必要がないので、品質に安定感があるやつ。
これは高級品なんで、玄関周りとか家の顔の部分になるところに使われることが多いんです。
どこまでこだわるかだけど、わが家は完全に費用重視!!
でも、見えない部分こそって人は、よーく調べてからにしよ。
業者をしっかり相見積もりで比較する
これは本当にやっておいた方がいいと思います。
最低限の原材料費なんかはかかるけど、人件費については業者のさじ加減次第。
安かろう悪かろうはあると思うけど、見えない部分の境界ブロックの工事なんかだったら、いくらでも安くできちゃいそうってのが素人の考えだよね。
でも、『こっちの業者ではこのくらいの見積もりをもらってます』っていう言葉でマウントは取れるはず!!笑
\動かないと始まらない。とにかく見積もってみる!/
境界フェンスの代わりブロック1段済みにしたデメリット
安さについてさんざん伝えてきたところなんですけど、もちろんデメリットもあります。
わが家はその点も考慮のうえ1段済みにしました。
これから検討する上での注意点になるので、知っておいてください。
- 隣家との関係性(了解)が必要
- プライベートが弱い(安全面のリスクあり)
- 隣家の草木が茂る影響
隣家との関係性(了解)が必要
これは最重要タスクです。
まず隣家が嫌がる可能性があるってこと。
わが家は隣家もフェンスを建てる意向がないことを確認した上で、ブロック1段積みにすることを伝え了承を得ていました。
1段積みにしたあとで横にフェンスを建てられたら意味がないですからね。
プライベート(安全面のリスク)が弱い
これも隣家との関係性によりますが、もちろんプライベート感はないに等しいです。笑
隣家の子どもがふつうに境界をまたいで来て、庭に入ってくるなんてこともあります!
関係性は良好なんで気にはしませんが、そういうのをストレスに感じるかたはしっかりフェンスとかにした方がいいと思います。
隣家の草木が茂る影響
これは地味に気になるところなんですが、自分の敷地内の雑草をしっかり無くしても、隣家の雑草が生い茂ってることがあって、それがわが家に半分侵入してるなんてこともあります!笑
落ち葉なんかは普通に落ちて入ってきますし、雑草の胞子が飛んでんじゃないかなーなんて思うことも。
まぁ、この辺はフェンスでもあり得ることだし、そんなに気にしなくてもいいことかもしれないですね。
ただ...、ちょっと気になるのは本音です。。。
デメリットってほどじゃないけど、将来ずっとのことだからね。
気になる人はよく考えた方がいいかも。
まとめ
この記事では、隣家との境界についてブロック1段積みが費用を安く抑えることができる一つの手段であることをお伝えしてきました。
これには、メリット、デメリットがあります。
また、ある程度条件もあります。
その点を考慮のうえ、安く抑えるブロック1段積みで済ませたいというかたの参考になれば幸いです。
また、ブロック1段積みにしても、フェンス等別のものにするというかたも、ぜひ複数業者でしっかり相見積もりをした上で進めていくことをオススメします。
手間暇はかかりますが、費用を抑えるためにはぜひやっておいて損はないですよっ!!
\動かないと始まらない。とにかく見積もってみる!/
ほかにも、別の方角との隣家の間に設置したフェンスについての記事もあります。
合わせてみていただけるとより参考になると思いますので、ぜひこちらもどうぞ!