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新築にベランダ・バルコニーは不要!?知っておいてほしい6つの後悔を解説

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本当にベランダ(バルコニー)は必要ですか??

まずはこのひと言に尽きます。

カエルくん

えー?
いきなりどゆこと??



家を新築するときは、夢が広がっています。

収納はたくさんある方がいい。リビングは広く。
対面キッチンは当たりまえで、かわいいシステムキッチン。

小さくてもいいから書斎スペース希望で、採光はなるべく多く。
BBQとかプールができて、布団も干せる広めのバルコニーは必須...


ここっ!!

よく考えてください。ベランダ(バルコニー)って入りますか?

もう一度いいます。
本当に必要ですか!?

中途半端な気持ちで、とりあえずといったノリで作るとあとで必ず後悔します。


そう、私のように...

この記事はこんな人におすすめ

✔︎ ベランダ(バルコニー)を作るかどうか、あとひと押しがほしい
✔︎ 使用頻度、用途のリアルについて知りたい
✔︎ メリット・デメリットを見すぎてもう頭がいっぱいだけど知りたい
✔︎ もし作るとしたら、どんなことに注意するべきかヒントがほしい

目次

ぜベランダ・バルコニーを作って後悔したのか

結論から伝えると、わたしは8割後悔しています
でも、2割は作ってよかったです。

つまり、私は
ベランダなんていらないという意見ではなく、作りかたを間違えた!とおもっています。

本当に必要であれば、用途を考えたうえで、その広さに見合ったものを一部だけ作ればいいです。

費用にばかり目がいき、本質を見失ってはいけません。

この記事を読んでいるかたには、ぜひわたしの経験を検討の一材料にしていただければと思っています。

わたしも設計時にはさんざん悩んだはずなんですけど...


では、8割の後悔した部分についてこれから解説していきます。

パパファイブ

新築設計あるあるだね。
費用削減に気持ちがいきすぎて失敗するやつ。
新築で失敗したことが書いてある下の記事も参考にしよう!

深く考えなかった

わたしの家は、わりと土地を広く取ることができました。

なので、予定より1階の床面積が大きくなって、2階も同様の広さで作ると費用がヤバイ...
ということで、設計士さんの提案で、少しでも2階は床面積を減らす作戦に出ました。

それが、2階の全部屋にわたって横に広さのあるベランダ・バルコニーを作る作戦でした。

※ちなみに、ベランダとバルコニーの違いは、
ベランダ  = 屋根付き
バルコニー = 屋根無し     です。

カエルくん

そーなんだ。
違いなんてあったんかい!



ベランダ・バルコニーはあるに越したことはない

バルコニーでは、布団干しを使って布団を干せるし、ベランダ部分では、屋根があるので洗濯物を干せる。

あわよくば、BBQとまではいかなくとも、ちょっとしたチェアーをおいて、休日にのんびり...

そのうえ、躯体の費用を節約できるということであれば、この作戦にのらない手はないと当時はおもっていました。

今では、ベランダ・バルコニーはないに越したことはない...とおもっています。

パパファイブ

壁や屋根のないベランダ・バルコニーのほうが、材料費や工事費で、壁で囲まれた部屋より費用は抑えられるよね。
ただ、そのぶん防水工事なんかもあるから、思ったほど費用の削減にはつながらないかも...

カエルくん

ここは事前にちゃんと比較してもらったほうがよさそう!

とにかく掃除が大変

わたしは年に2回ベランダ・バルコニーを掃除することにしていて、5月のGW年末の長期休みに行います。

バルコニー部分に限らず、屋根のあるベランダ部分もなかなか汚れます。

①掃き掃除でゴミを集める
②洗剤を使ってデッキブラシでこすり落とす
③ホースを使って泡を洗い流す

この工程を広さのあるベランダ・バルコニーで行うと、半日はかかります。
なので、長期休みのときにやることに決めています。

パパファイブ

その苦労むなしく、わりとすぐ汚れるし(笑)

この時間があれば、1つ長めの映画を見てもお釣りが帰ってきますし、体力も根こそぎ持っていかれます。
これに関しては、ほんと良いことなしです。

しかも、蛇口があることが大前提なので、付けることができないくらい中途半端な広さの場合、さらに苦労は増加するとおもいます。


あと、一番イヤなのが、、、
虫の死骸

これはしょうがないとはおもいますが、イヤなものはイヤですね(笑)

形状に問題あり

我が家のベランダ・バルコニーは、奥行きが1mほどで、一部奥まった箇所がありますが、2階の部屋にそってつくられています。

カエルくん

1mか...
何ができるんだろ?

そのため、布団干しをバルコニーに広げるには少し手狭で、もちろんBBQをやるほどの広さはありません

また、プールをやるにも狭すぎますし、こで何をすればいいのかという微妙な広さです。

どうせなら、奥行きを広げ、幅を狭くしたほうが、いろいろ使い道もあったのかなと。

外にさらされ続けている

これもベランダ・バルコニーの宿命ですが、常に雨風にさらされ続けています。


そのため、床や排水溝、手すりなどの劣化は避けられません。

汚れは掃除すれば済みますが、メンテナンスは費用も手間もかかります

家の中のものと比べはるかに劣化は早いとおもいます。
建築費用を削減したつもりでも、長い目で見ると余計に費用がかかってしまうなんてことも。

パパファイブ

家は消耗品だからメンテナンスは必要だよ。
大切に使っても、外にさらされる部分が多いと避けられない負担が余計に出てきちゃうよね。

防犯面を気にしていかないといけない

一部の部屋にあるだけならいいのですが、2階の部屋にそって大きくつくっているので、ベランダからの不審者侵入に備えて窓の開けっぱなしはできませんし、死角にならないように対策をする必要があります。

カエルくん

ベランダは侵入しやすいって聞いたことがあるような...

パパファイブ

よく知ってるね。
窓からの侵入にかぎると、ベランダは約3割を占めるんだよ。


侵入窃盗犯の侵入経路(戸建)

※警察庁「令和元年の犯罪」

戸建ての場合、ベランダや縁側の窓からの侵入は、全体の15.8%になります。

決して低い数字ではないですし、一度入ってしまうと物陰になって外からは見つかりづらくなります。

そういう意味でも、ベランダ・バルコニーがあると防犯対策は必須です。


ちなみに、我が家は備えつけでスポットライトを設置しました。



防犯目的の理由が強かったので、使用頻度は少なく、ここは後づけでもよかったかな...
なんて後悔していたりします。

ここについては、別記事でも紹介させていただいているので、参考にしてもらえればとおもいます。

頑張って部屋にすればよかった

なんといっても、最大の後悔はここです。

やっぱり家の設計中は、つねに予算とにらめっこになります。

設計士さんにも、部屋の構造を決められるのは今だけで、あとで後悔するひとをたくさん見てきましたよーとアドバイスはもらっていました。

でも、これ以上予算は出せないし、ローンを増やすのも怖い。

でも、今おもうと、もうちょい頑張ればよかった。。。
秘密基地みたいな書斎スペースがほしかったな。。。

書斎イメージ



決して無理をしろと言っているわけではないのですが、もう少しうまくやれば少しの負担でできたのかな...とか。

カエルくん

家の設計で後悔してばっかりだね。

パパファイブ

・・・!!
だから、この記事で少しでも同じ後悔をしないように、誰かの参考になってもらいたいとおもってるんだよ。

ランダ・バルコニーがあってメリットに感じること

ここまでは、さんざん後悔した話をお伝えしてきましたが、ここからは2割の作ってよかったことをお伝えしていきます。

冒頭でもお伝えしたとおり、いらないと言ってるわけではなく、作りかたを間違えただけなので、ベランダ・バルコニーが欲しいとおもっているけど悩んでいる人は、これ以降のメリットも参考にして、用途の広さに見合ったものを作っていっていただければとおもいます。

隣家との距離感を空けることができる

密集地にありがちですが、2階の部屋の窓同士が近すぎるのは避けたいですね。

カエルくん

アニメとかで幼馴染の男女が会話してたりして...
憧れたなー。

パパファイブ

確かに憧れた(笑)
でも、自分の部屋が見られてるのって絶対イヤじゃない?



我が家は、道路に面していない側、隣家と接する側にベランダがあって...

隣家との境界までは1m。

隣家から境界までも1m。

箱状の建物なので、大人の男性が手を広げた広さ+αほどの距離だと、これは確かに気になったかなと。


でも、ベランダ・バルコニーが間に入ることで、強制的にスペースが生まれます。
視覚だけじゃなくて、生活音、声なども軽減できます。


もっとも、これについては、別途対策はできますので、このためだけに設けてよかったとはなりません。

日当たりを確保できる

これはわりとメリットだとおもってます。

スペースが空くことで確実に日の入りかたは変わってきます。

昼過ぎあたりの日が高い時間帯は特にこの恩恵を受けやすいです。


我が家は少し工夫して、1階にも日が落ちるようにしました。


こんなことができるのも、屋根がないバルコニー部分をつくった成果なのかな。

プライベートベランダで気にせず洗濯干し

洗濯物はなるべく外の風にあてて乾かしたい
乾燥機はあるけど、オシャレ着洗いするものは乾燥機にかけない
洗った靴は水がしたたり落ちるから、外に出しておきたい


マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「洗濯に関する調査(2022年)」によると、約6割のひとが外干しで乾かすと回答しています。

カエルくん

洗濯ってこだわりのある人多いよね。
カエルもお日さまの匂いがする洋服すきかも〜



でも、道路側にベランダがあって、通行人に見られ放題なんていうのは論外。

隣家側にあったとしても、やはり隣家の作りによっては道路からも見えたりして...

なので、我が家は先ほどの日当たりを確保した奥まったベランダを物干しスペースとしました。


ここは、横隣の家からも道路からも死角になっている場所なので、気にせず洗濯物を干すことができます。

これについては、今もつくって良かったと唯一思っている部分です。

エアコンの室外置場

地味に重要な部分です。


たまに、壁や1階の屋根の上に無理やり設置しているのを見かけますが、ダサいです。

また、しょうがなくホースを1階まで壁をはって持ってくることもありますが、配管やホースの費用が余計にかかるのと、不具合の発生原因にもなりかねないようです。

そういう意味では、意外と2階にベランダ・バルコニーがある一番のメリットはこれだったりするかも。。。

パパファイブ

バルコニーのメンテナンス時に移動させないといけないとか賛否はあるけど、壁に管をはわせる見た目はあまりカッコよくないかな。

ランダ・バルコニーを作るとしたら...

本当にここでやることか考える

・ベランダでBBQ
・オシャレなチェアを置いて読書
・プールで水遊び
・布団干し

         などなど...

どれもマイホームを持ったら一度はやってみたいっておもいます…よね。

でも、それってベランダ・バルコニーでやる必要はある??ってことです。

いっても外なので、季節によっては虫もいます
暑いし、寒いです。
あと、臭いや騒音なんかでご近所トラブルになったら最悪です。


BBQなら専用のバーベキュー場でやったほうが気兼ねなく騒げます。
読書をするならカフェや図書館でのんびりできます。
プールは、庭や駐車場などでやった方が排水も楽で、片付けやすいです。

いずれも、わざわざベランダでやる必要がないんです。
作ったはいいものの、結局やらないっていうのが見えてますね。

パパファイブ

ほかに代用できる場所があるか、使用頻度はどうかなど、まずはよく検討しよう!!

奥行きを広くする

我が家のように、日を入れるためとか隣家とのスペースをとるため〜とかだけだったら、まぁ気にする必要ないのですが、奥行きは広めがおすすめ。

カエルくん

広めってどのくらいだろ...

具体的に考えると、以下のサイズが目安のようです。

・BBQ(4人)なら 3m以上
・オシャレなチェアを置いて読書 1.2m以上
・プールで水遊び 1.2m以上
・布団干し 1.35m以上
 
         などなど...

上記は、あくまでも目安(最低限)です。
例えば、プール幅80㎝+側溝10㎝+歩ける幅30㎝(男女兼用サンダル30㎝)=1.2mみたいな...

1mくらいじゃほとんど何もできませんし、圧迫感が半端ないです。

同じ3畳でも、
正方形 → 2.2m × 2.2m
長方形 → 1m × 4.9m

だと使い勝手がぜんぜん違います。


何をやりたいか、目的は何なのかによって必要サイズは変わります。
でも、奥行きは広めをおすすめします!!

生活の動線を意識する

いくら使いやすいといっても、動線が悪いと結果使いづらいです。

とくに洗濯干しは顕著で

まぁ我が家もそうですが、水回りは1階です。
2階まで運んで干して、乾いたら1階にまた運んで...
怪我したり、高齢になったときにこれは辛いですよね。

2階リビングやマンションとかであれば、理想的なんですかね。
布団干しなんかは、2階が寝室であれば、動線的にはいいとおもいます。

パパファイブ

知っているのと知らないのでは、ぜんぜん違うよ。
頭の片隅に置いておくことで、知ってて良かったーってなることがあるかもよ!

ということで、頭の片隅に動線を意識しておきましょう。

とめ

いかがでしたでしょうか。

この記事をよんでいただいている方には、わたしと同じ失敗を避けてほしいとおもっています(切に)。
そのために、情報として知っておいてほしいことをお伝えしてきました。


使い道、用途を考えて、他に代用できる場所はないか、本当に必要か、つくるとしてその使用頻度、広さは使いやすいか。

いずれにしても、
『とりあえず作る』は頭からなくしましょう!!
基本、ないに越したことはありません。


では、最後にメリット・デメリットをおさらいしておきましょう。

メリットデメリット
・隣家と距離を取れる
・日を入れやすい
・外に洗濯を干せる
・室外機を置ける
広さによっては、遊び、趣味などに利用
とにかく掃除が大変
・劣化しやすい、メンテナンス
費用
・防犯面
部屋が狭くなる
広さによっては、何もできない
ベランダ(バルコニー)を作る


他にも、住宅に関する記事を書いていますので、よろしければ合わせてご覧いただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回紹介したものの中で気になることがあれば、コメントまたはお問い合わせまでお気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

2018年に注文住宅を建てたふつうの一般サラリーマンが、建築までの『道のり』住んでからの『日常』をブログで発信しています。
 “建築を悩んでいる方へ‥”
 “建築予定の方へ‥”
 “すでに住んでいる方へ‥”
ヒントが届けばいいなと思います。

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